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むさしの便り、時々さぬき。

ブログ開設から16年目に入り、現在は、愛する猫たちとの日々


by birdhead_2000

やたらと豪華な「おばんざい」?

先日、京風料理のお店で食事をする機会があったのですが(店名は伏せます)、「おばんざい」を
ウリにしているようです。

「おばんざい」を漢字で書くと、「お番菜」とか「お飯菜」とか書くようです。
この言葉、最近は有名になりましたが、元々は京都の家庭料理のことを指し、京都以外の関西圏
でも使う方はいるようです。
要は、お客様に出すような料理ではなく、家で日常の食事として提供される料理のことですね。

また、日常に出される料理であるため、素材を無駄なくちゃんと使い切る、ということが要求される
料理でもあります。野菜の切れ端も捨てることなく使いきれる調理法、というのが「おばんざい」の
根底にあるわけです。
この「使い切る」ということを、京都では「始末する」といいますが、「もったいない」という言葉と共通
する心がある言葉だなあと思っています。
(始末って言うと、どうしても「始末人」とか思い浮かべてしまうこともあるんですけどね。)

それ故、「豪華な雰囲気」「素材を無駄なく使い切ったとは思えない調理法」の料理は「おばんざい」
ではない!と思うのですが、冒頭のお店、そういう料理だったんですよね。。。
もちろん料理は美味しかったですし、お値段もそれほど高くはないので、悪いお店ではないのです。
が、しかし、「おばんざい」=「京風料理」と勘違いしているのか?
まさか料理人がそんな初歩的な誤りはせんだろう、と思いつつ。。。

ところで、最近は「料理をする男はもてる」ということらしく、男性向けの料理本やら料理教室やら
が沢山あるみたいですね。でもそういうものの内容を見ると、妙によそ行きというか、たまのParty
のときだけ腕を振るうようなノリのものが多いです。
私としては、別に女性にもてるために料理をするわけではないので、そういった男性向けの本など
よりも、家庭の主婦向けの10分間クッキングとかの方が役に立ちます。
一人暮らしも長くなり、必要にせまられて料理をしているわけなのですね(涙)
(それ故、男性にはウケの良いレシピが多いのですが、女性にはウケにくいだろうなあ。。。)

たまには「おばんざい」ではなく、ハレの料理も作ってみたいと思う今日この頃です。
Commented by lotus-suiren at 2006-06-18 15:40
素材を使い切るって 実際はかなり上級編なのかもしれませんねー。
私は結婚したら旦那さんと一緒に料理をつくるのがひそかな憧れなのですが 
それを既婚者の友人に話すと 結婚したらそんな時間的余裕無いよ と笑われました…
そんなものなのでしょうか…
あさりの酒蒸しを作りながらお酒を飲んで 出来上がる頃にはほろ酔い というのどこかで読んで 
それいいなー と思ったのです。。
Commented by birdhead_2000 at 2006-06-19 01:04
そうそう、豪華な素材を買い込んできて、1回だけ余所行きの料理を作って、後は冷蔵庫行き。
そういうのは決して料理が上手いとはいえないと思います。
夫婦揃って料理、毎日は無理でしょうが、たまの休みの日なら可能では?(二人共にやる気があれば)
子供ができるとさすがにその余裕はなさそうな気もしますが。
Commented by Isaogermany at 2006-06-19 21:04 x
一人で作って食べるのは寂しい!のでやっぱり誰かと一緒がいいですよね。食事作るにも張り合いができます。で、子供には小さい頃から台所に立つことを覚えさせる、、というような妄想が無限大に広がる。笑
食材を適時に使い切ると達成感がありますよね。笑
Commented by birdhead_2000 at 2006-06-19 22:44
そう、一人の食事はさびしいですね。
やっぱり誰かと、できれば大勢でわいわいと楽しく食事をしたいなあと思います。
自分ひとりで食べる料理だと、つい、手を抜いた楽なものに走ってしまいますしね。食材も無駄になりがちだし。。。
ちゃんと食材を使い切る、本当に大切ですね。達成したときは、してやったり!という感じかな(笑)
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by birdhead_2000 | 2006-06-16 23:21 | | Trackback | Comments(4)